On the mat,Off the mat.
2020年8月17日
先日、クリパル・ジャパンで今村優佳さんのクリパル・ヴィンヤサに参加しました。
自分のマットを広げて、これから始まるレッスンをのんびりと待つ時間。シンプルに整えられたスタジオの空間は思考を落ち着けて、ココロを自分の方に向けることを促してくれる。
このマットの上ではスタッフでもなく、ティーチャーでもない。自宅で一人マットに向き合っているのとも違う。
私のもう一つの場所だ。
クリパル・ヴィンヤサはポーズに至るまでの過程や、ポーズの中で、呼吸と体の動きを繋ぎながら繊細な感覚の波に乗り続けているような印象があって、
一般に知られる、ポーズとポーズを繋ぐヴィンヤサスタイルのヨガとはまた違う面白さがある。
ゆっくりなペースでじわじわと動きづづけていると、体の節々からいろいろと感覚が湧いてくる。
どんなペースで、どこまで体を運ぼうか、意識はすっかり自分の内側にあって、その時の自分に最適なこと、必要なこと、
チャレンジしてみることなどを直感的に選び続けている。
否定も肯定もない、ただ体と繋がって、起きていることに応えていく対話の時間。
体と繋がることは、リアルな現実にきちんと存在することだと、ヨガを続けていて感じる。
心地よいこと、そうでないことにも目を向けて、その奥にある自分の直感や正直な反応に気づくことができれば、
何を選ぶか、どう行動するか、その先に何があるのか?自然と定まっていくのだと思う。