Pittaの季節

2020年6月1日

6月になりました!
最近は春と夏の間を彷徨ってるかのようなお天気で、いよいよ梅雨入りも近そうです。

春は「土」と「水」のエネルギーが満ちているカパの季節と前にも書きましたが、これから夏に向けては「火」と「水」のエネルギー=ピッタ(Pitta)の季節がやってきます。蒸し暑い日本の夏は、ピッタの特徴がとても分かりやすい^ ^。
「火」の持つ、“熱さ”、“鋭さ”、“乾き”といった質は、肌を刺すような日差しや喉の渇きとして感じることができます。この影響が過剰になると、一点集中、周りが見えなくなって気持ちに余裕が無くなったり、怒りっぽくなったりします。吹き出物、熱中症もピッタの熱が蓄積されて起こります。

アーユルヴェーダでは、3つのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)がちょうど良くバランスが取れている状態を目指します。
ピッタが多すぎてしまう時は、ヴァータの涼やかな風や空間を自分の中に送りこんであげること。どっしりと地に足をつけ、ひんやりとした土のエネルギー(カパ)を意識すること。

木陰で体を休めたり、大地に寝転がってみたり、少し高いところから広い景色を眺めたり、山や森のような自然の中に身を置くことはとってもおすすめです。夏のキャンプ、最高ですよね。

ピッタのバランスがちょうどよく保たれていると、消化機能がよく働いて、血色が良く、知的で、キラキラと輝きも増してくるはずです!

今年の夏は人混みを避ける意味でも、適切な空間を維持して[密]を作らないこともピッタケアに役立ちそうです。